◎ 政 治 ◎ 小川法務大臣の発言
2012.05.13
ピックアップ
小川敏夫法務大臣が、母校の大学生を前に自らの裁判官時代を振り返って「退屈だった」とおっしゃったそうだ。あまつさえ裁判官という職業は政治家になる際の肩書として便利だなどという趣旨の発言までされたとのこと。法曹、特に裁判官を目指している学生には衝撃の発言だっただろう。
国会内で競馬サイトを見るような方だから、そもそも高いモラルを望むべくもないかもしれないが、わざわざ講演を聞きに来た将来ある若人の前でこのような発言をするのはいささか不謹慎に過ぎるのではないか。
私は法務委員である。人権救済法案についてはもちろんだが、この発言についても、すぐに小川法務大臣に委員会の場で追及したいところだが、国会情勢ゆえにそれができないことに切歯扼腕の思いである。
それにしても、小川大臣だけでなく、民主党重鎮ベテランの最近のモラル低下は甚だしいものがある。その発言、行動が国民一般のモラルに与える影響の大きさを今一度、政治家としてかみしめてほしいものである。
※城内 実初の著書『政治家の裏事情』(幻冬舎刊)、好評につき早くも二刷決定!是非ご一読ください。詳しくは、こちら。