◎ 政 治 ◎ 内閣改造と政局
2012.06.04
政治
本日、5人の閣僚が交代した。
防衛大臣に民間から森本敏拓殖大学教授を迎えた。森本氏は防衛大学校卒業後、航空自衛隊に入られた経歴を持ち、お茶の間でもおなじみの防衛のスペシャリストである。私にとっては、外務省の先輩でもある。やっと外交防衛に精通した大臣が就任かと歓迎したいところであるが、他方民主党にはここまで人材がいないのかということをあらためて痛感した次第である。
しかし、目玉人事はこのくらいであろう。これでようやく国会審議が正常化することとなるだろうが、少なくとも人事において、自民党はじめ野党との修正協議に向けた協調関係を演出するような要素は見当たらない。
なお、私の所属する法務委員会を所管する法務大臣も、小川敏夫大臣が退任、滝実法務副大臣が繰り上げられた。かつて郵政民営化にともに反対した同志であり先輩ではあるが、法務行政については多少リベラルに過ぎるところがある。人権救済法案にも賛成のお立場とのことであり、質問の機会がいただければ、滝大臣と政府の方針をしっかりとただす所存である。
いずれにしても、会期末に向け、いよいよ政局が始まる。