※書籍紹介※ 『日本の民主主義に将来はあるか』(岡崎久彦・長谷川三千子著、海竜社刊)
2012.06.21
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私が長年お世話になっており、また、尊敬を申し上げている岡崎久彦大使と長谷川三千子の両先生が、このたび対談本『【激論】日本の民主主義に将来はあるか』を刊行されることとなった。
岡崎大使は言うまでもなく国際政治史の専門家、そして長谷川先生は日本思想の大家でいらっしゃる。このお二人の対談であるから、その議論と洞察の深さについては推して知るべしである。
あえて特筆するなら、民主主義というものは「遠心力」が働くものであり、愛国心という「求心力」が働かなければ民主主義は国家と社会をバラバラにしてしまう。そして、民主主義は善政を保証しない、ということ。私もドイツでの経験、そして日本政治の現場に身を置くなかで、経験的にまったく同じ思いを持っている。そして、日本の伝統に根差した民主主義の必要性。これは拙著『政治家の裏事情』でまさに述べていることであるが、光栄なことに、この対談本のなかで岡崎、長谷川両先生が、私のことについて触れてくださっているのである(167~169頁)。
皆さまにもぜひご購入の上、ご一読いただきたい。
※私の著書『政治家の裏事情』(幻冬舎刊)もすでに二刷り刊行、おかげさまでご好評いただいております!是非ご一読ください。下のバナーをクリック!