◎ 政 治 ◎ ロシア首相の北方領土訪問に断固抗議する
2012.07.05
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ロシアのメドベージェフ首相がわが国北方領土国後島を訪問した。
北方領土は歴史的にも国際法上もわが国固有の領土であり、また日露交渉の歴史も踏みにじる、不法な断じて許し難い行為であり、断固抗議する。
メドベージェフ首相は「島はロシアのもの」と住民に語り、返す気がない旨を発言した。さらには、このたび極東開発相がこのたび同行した。組閣の際に新設されたポストであり、ロシアはいよいよ領土的野心をむき出しにしている。
当然日本政府の断固たる対応が求められるところであるが、玄葉外務大臣が日本の立場とは相いれないなどという、先様の立場もあると言わんばかりの弱腰のコメントを出したのにはがくぜんとした。なにしろ先月、日露首脳会談が「良好な」雰囲気で行われたばかり。いったい野田総理は柔道着を贈った以外にプーチン大統領と何を話してきたのだろうか。
この際、政府は政権交代以降控えてきた不法占拠という言葉をはっきりと使ってロシア、それに竹島については韓国にはっきり非難をすべきである。さもなくば、わが国の国益は取り返しのつかないほど毀損されることだろう。
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