◎ 政 治 ◎ 小沢新党誕生
2012.07.11
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小沢一郎元民主党代表が、自身が作った4つめの新党である「国民の生活が第一」の党名を決めた。
「消費増税反対」「脱原発」「地域主権」を旗印に、綱領を設け、また党議拘束をなくすそうである。
新党の船出をお祝いしたいところであるが、「国民の生活が第一」という党名には何か欠けたものを感じてしまう。
私は平成21年9月、平沼赳夫先生と小泉龍司先生とともに無所属会派「国益と国民の生活を守る会」を結成した。国益と国民の生活は車の両輪であり、どちらも守ることこそが大事だと考えたからだ。自民党に復党した今もむろん、その信念は変わらない。
小沢氏の新党が、国益についてどう考えているのか、「消費増税反対」「脱原発」「地域主権」といった政策理念が、日本国の発展と将来世代の安寧にどうつながるのか、そしてそもそもこれらの政策をどう実現するのか、今後の動きを見てみたいものである。
いずれにしても、選挙目当ての互助組織「国民の票が第一」にならないことを祈る。