◎ 政 治 ◎ 李明博大統領の竹島上陸
本日、韓国の李明博大統領が竹島に上陸した。きわめて許しがたい国際ルール無視の暴挙であり、断固、抗議する。
竹島は歴史的にも国際法上もわが国固有の領土である。しかし、長らく、韓国により不法占拠が行われている。これに対し当方はあくまで紳士的に軍事的・物理的な対応をしてこなかった。にもかかわらず、韓国はこのたびの示威行動に及んでいるのである。国際社会の一員として、きわめて非常識かつ、無分別な行動である。
政権交代以降、わが国外交は尖閣諸島沖での漁船衝突事件では首尾一貫しない、最後には那覇地検のいち検事のせいにして「了」とするという無責任かつ不可解な対応を取った。これが、北方領土へのロシアのメドベージェフ大統領(当時)の上陸(その後首相として再度訪問)という結果につながり、そして、竹島への李大統領の上陸という今回の結果につながったのである。
韓国についてさらに言えば、日韓基本条約と協定において解決済みで返還不要な日本の文物である朝鮮王朝儀軌を韓国に超法規的に「お渡し」したが、この誤った政治主導により、その後、在ソウル日本大使館前の慰安婦像設置、同大使館へのトラック突入がおこなわれるなど、より韓国に付け込まれる結果となったのである。自国の重要な国益を無視して相手に媚びた結果が今回の李大統領の竹島上陸なのである。
一日も早く民主党から政権を取り戻し、こうした外交を正常化し、より首尾一貫した強固なものにしていかねばならない。
なお、森本防衛大臣が今回の暴挙について、「韓国の内政上の要請によるもの」などと発言したが、容認しがたい。いかにも前職でもある評論家的であり、大臣としては適格性に欠ける発言である。
いずれにしても、政府は即刻大使を召還し、強く韓国政府に抗議し、断固たる対応をとるべきである。
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