衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

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◎ 政 治 ◎ 丹羽大使の乗用車襲撃に関する米中の態度

2012.08.28 ピックアップ

 昨日、丹羽宇一郎在中国大使の乗用車が暴徒に襲撃され、日の丸が奪われた。一貫して丹羽大使に批判的な私だが、御無事であったと聞き、まずは安堵した。
 政府を代表する外交官、それも大使に対する許しがたいこの行為は、いち民間人がしたものとされ、中国当局もさすがに謝罪めいた発言をした。しか し、わが国が求めるように、再発防止と刑事事件としての今後の捜査がしっかりと行われるかどうかが大事である。なにしろ、今回の犯行が当局の指示で行われたとまでは言わないが、中国国内での反日行動を黙認し、国民の不満のはけ口として利用している中国当局が今回の無法な行為を助長していることは確かなのである。
 厳重に抗議しつつ、中国当局が誠実な対応をとるかどうか厳しく注視することとする。
 それにしても怒りを覚えたのは同盟国アメリカの態度である。国務省のヌーランド報道官は「きわめて憂慮する」と言いながら、尖閣諸島をめぐる問題について「両国が平和的手段で解決することを期待している。われわれは主権について特定の立場をとらない」などと言い放った。
 オバマ政権の外交関連の人材不足は前から指摘されているが、わが国にとって尖閣諸島について平和的手段だろうがなんだろうが、解決すべき問題はない。「同盟国」の立場を顧みないこの発言、先の尖閣諸島が日米安保条約の適用範囲内であるという見解も、疑わしいものである。
 わが国はやはり、自主防衛力を粛々と涵養せねばならないという認識を新たにした。
  
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