衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

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◎ 政 治 ◎ 野田内閣改造人事

2012.10.02 ピックアップ

 昨日、内閣改造人事が発表された。
 実に10人の閣僚が入れ替わる大型改造だが、「清新」とはとても言い難い。「論功行賞」とか「メリーゴーラウンド」とか、はたまた「滞貨一掃」などという形容が躍っているが、どれも言いえて妙である。石破幹事長も言われた通り、国民の方を向いていない。また、国難に断固対処するという姿勢も見られない。あえて言えば、選挙の危ないベテランに「大臣」の肩書を付けてあげるような、見え見えの党利党略人事と言うほかない。有能な中堅若手は完全に置き去りになっている。
 私の所属する法務委員会について言えば、これでなんと8人目の大臣である。滝実前大臣は人権救済法案を閣議決定させたとはいえ、はじめて議論らしい議論のできていた大臣だけに、退任が非常に残念である。
 かたや田中慶秋新大臣は、法務行政に対してどのようなお考えなのかよくわからない。人権救済法案については推進のお立場と思われるが、一部の団体の選挙協力目当てに唯々諾々で人権救済法案提出に踏み切るとなれば、就任早々国会で手ひどい目に遭われるだろう。良識あるわが自民党及び一部の民主党議員は徹底してこれを阻止すべくがんばる所存である。
 また、田中大臣は拉致担当も兼務されるとのことだが、松原前大臣は民主党きっての拉致問題通であっただけに、拉致問題への対応が後退してしまうことが野党ながら大変心配である。
 国益と国民の生活を守るべくみなさんとともにこれからも戦いたい。