◎ 政 治 ◎ 臨時国会開会にあたり
2012.10.29
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本29日、天皇陛下を参議院議場の開会式にお迎えし、第181回国会(臨時会)が召集される。
今頃は、例年なら臨時国会も中盤を迎えて与野党の論戦盛んな時期、補正予算も審議される頃である。しかし、政府与党は特例公債法案をはじめ国民生活に密接な問題の解決が急がれているにもかかわらず、いたずらに国会召集時期を遅らせた。
また、野田総理は「近いうち」と約束した解散時期についてもいまだに明言していない。ここまで国会召集が遅れたのも、ひとつには早期解散を避けるためである。
党利党略を優先し、国民生活をなおざりにする民主党の姿勢に私は強く抗議する。
この臨時国会は、こうした民主党政治の根底にある矛盾を明らかにし、新しい政治をつくるための大変重要な国会となる。
私が理事を務める法務委員会でも、田中けいしゅう前大臣の任命責任、そして政府が提出を目指す人権委員会設置法案など問題が山積みである。
これから1ヶ月間の会期で、私は全力で議論に挑み、諸問題の解決に同志と力を合わせて取り組む所存である。