衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

活動報告及びお知らせ
国家国民のための信念を貫く男 信念

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◇ コ ラ ム ◇ 佐世保事件

2007.12.15 コラム

 佐世保で起こった事件には驚いた。ついに日本もここまできたかと思った。亡くなったお二人の方々には心よりご冥福をお祈りしたい。世界広しといえども銃の乱射事件がおこるのはアメリカや日本と限られた国だけである。なぜアメリカでこの種の異常な事件が頻繁に起こり、お隣りのカナダではあまり起こらないのか。
 アメリカのあまりにも行きすぎた物質文明(個人主義、拝金主義、市場原理主義)に一部の国民の精神までもが病んでしまっているのである。私はアメリカの正義感あふれる人と連帯したいと思うが、今のアメリカの権力者の価値観、やり方には賛同しかねる。このまま行くと、アメリカの影響を強く受けている日本人の精神までも病んでしまうのではないか。
 ブッシュ政権の負の財産に主体的に立ち向かわずして日本の将来はないであろう。戦争という公共事業を何年かに一度やるような時代は19世紀から20世紀前半の帝国主義の時代で終わらせなければならない。
 21世紀は環境と平和を大事にする日本型の共存共栄の「和の精神」の時代である。これからは、アメリカも日本も、世界中が、方向転換すべき時である。
 日本は未だに弱肉強食型構造カイカク路線の時代から抜け切れていない。国会議員に二世、三世議員が非常に多いが、国民に弱肉強食型の競争原理を押しつけておきながら、自分たちは競争もせずして既得権にどっぷりつかっている。
こういう状況を改善しなければ、いつまでたっても真に国家国民のためになるような政治は行われないであろう。政治をわれわれの手に取り戻し、精神が病んだ日本人をわれわれの手で再生しようではないか。