◎ 政 治 ◎ 邦人人質テロ事件について
2015.02.12
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私がアゼルバイジャンに出張中の1月20日、ISILが湯川遥菜さんと後藤健二さんの日本人2人を人質に取り、身代金2億ドルを72時間以内に支払わなければ殺害すると警告するビデオ声明をインターネット上に流しました。
結論から言えば、同事件は二人の殺害という最悪の結果になってしまいました。湯川遥菜さんと後藤健二さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。何の罪もない同胞の命を奪ったISILに強い憤りを覚えます。
日本政府は、テロは許されざるべき行為との認識の下、国際社会と連携しテロに屈することのなく対応していく方針を固め、あらゆるルートを駆使して、情報収集と人質の解放に努めていました。
政府与野党も協力しつつあらゆる努力を払ったものの、お二人を救出することはかなわず、極めて残念な結果となりましたが、今回も前回のアルジェリアでの人質拘束事件と同様、官邸、外務省本省、現地対策本部が一丸となって、まさに不眠不休で事件に対応しておりました。
ISILは日本人をテロの標的にすると宣言、危険性が極めて増大していることから、海外在留邦人の安全確保やテロリストの入国を阻止するための水際対策を徹底し、国内外問わず日本国民が安心安全に過ごしていけるよう、引き続き努力してまいります。