昨日、日中韓外相会談が行われました。

　日中韓外相会談は、自由貿易協定（ＦＴＡ）交渉や、環境・防災協力など、幅広い分野について話し合われる場です。

　今回、会談当日朝の北朝鮮による弾道ミサイル発射により、３カ国が北朝鮮の核・ミサイル開発を認めず、自制を求めることで一致したことは一定の成果と評価できます。

　しかし、日中、日韓関係は、南シナ海・東シナ海（尖閣）問題や、慰安婦問題等、懸案事項が山積しています。これら諸問題を考えるにあたっては、３カ国での協議は勿論、他方で、米国というキープレイヤーを含めた、より大きな枠組みで全体を俯瞰し、日本の外交戦略を練る必要があると考えます。