司法試験
2016.09.08
政治
6日、今年の司法試験の合格者が発表されました。合格者数は1583人で、前年の1850人から267人減少しました。
合格者数の減少が話題となっていますが、今年の受験者数は6899人で、前年の8016人から1117人も減少しています。また、法科大学院を経ずに受験資格を得られる予備試験経由の合格者数は、過去最多の235人となっています。法科大学院の入学者が減少し続ける中で、学生の質の低下も指摘されているようです。
私は、これまで法務委員会の理事として、有為な人材が経済的理由から法曹の道を断念することのないよう、司法修習生の給費制実現等に積極的に取り組んで参りました。司法試験の合格者数については、単に数値を議論するのではなく、法曹の質を維持し、あるべき日本の法曹制度をいかに実現するかという観点から今後も検討していかなければなりません。