民進党新代表に、蓮舫氏が選出されました。

　今回の民進党代表選において、蓮舫氏の二重国籍を巡る発言が二転三転したことは極めて残念です。国民の代表たる国会議員として、公党の代表として、そして元閣僚として、国籍は極めて重大な問題です。当初より、正直に、率直に説明責任を果たすべきでした。事業仕分けで官僚を厳しく追及した姿勢は未だ記憶に新しいところですが、自らの問題について、記者からの追求に対し、過去の発言内容と整合性のとれない発言を繰り返す様は、他人に厳しく自分に甘いと言わざるを得ません。自戒の念を込めて、私自身も襟を正していかねばならないと思います。

　民進党の１５日の常任幹事会では、篠原孝・元農林水産副大臣、松原仁・元国家公安委員長が蓮舫氏に台湾籍が残っていた問題を指摘し、代表選のやり直しを執行部に要求したとのことです。民進党内にも心ある議員がいることに感銘を受けました。民進党には、国籍問題の重要性を十分に認識した上で、日本の政治のために、今後、責任ある野党としての政策論争を望みます。