「遼寧」
2016.12.26
政治
中国初の空母「遼寧」の艦隊が、西太平洋で初めてとなる本格的な遠海訓練を行っている模様です。
「遼寧」は、中国初の空母とされていますが、ウクライナで建造中止となった旧ソ連製空母「ワリャーグ」を購入し、就役させたもので、艦載機も含め、その実戦能力には疑問の声もあります。
しかし、ここ一か月の間でも、中国は、自衛隊機の「妨害弾」発射発表や、米海軍の無人潜水機強奪など、自国の主張を押し通した強硬な姿勢が目立ちます。
米トランプ政権誕生に対する牽制とする見方もありますが、いずれにせよ、このような中国の示威行為から偶発的な衝突が生じないよう、外交チャンネルを確保しつつ自衛隊による警戒監視を怠らず、事態を注視していかねばなりません。