南極の海氷
2017.03.27
政治
国立極地研究所の発表によると、南極の海氷面積が定期観測上、過去最小になったことがわかりました。
平成29年3月1日の観測では海氷面積が約215万平方キロメートルを記録しました。2000年代の年毎の最小面積の平均は約300万平方キロメートルであったことから、今回は約7割まで減少したことがわかります。
海水が凍結して形成される海氷は、その時の気候により大きさが変化し、地球の健康状態を相対的に示す体温計のような役割があります。今回の海氷減少の原因を分析するとともに、観測結果を踏まえ、今後、どの様に変動してゆくのか、注視する必要があります。
これら地球の気候変動に関する現象は、将来、経済的・文化的側面に影響を及ぼす可能性があり、我が国は温暖化対策を推進し、国際社会と連携し対策を講じて参ります。