日韓関係について
2017.04.06
政治
4日夜、一時帰国しておりました長嶺駐韓大使及び森本在釜山総領事が韓国に帰任されました。
2015年末の日韓合意後、我が国は閣議決定により10億円を拠出しましたが、それにもかかわらず、釜山の日本総領事館前に新たな像の設置を韓国政府が事実上黙認したことが、一時帰国の背景にあります。
また、今年に入り1月25日には慶尚(キョンサン)北道知事が我が国固有の領土である、竹島に不法に上陸するなど、我が国の立場と全く受け入れられない行為が多々ありました。
韓国が政権移行期である状況下で、迅速かつ適切な情報収集を行い、また北朝鮮問題を解決すべく帰任されます。更に、大統領権限代行に対して、最終的かつ不可逆的に解決したとする日韓基本合意の遵守を強く伝えてゆくという最大の役割も担っております。
昨今の極東情勢を考えるうえで、北朝鮮によるミサイル発射や核実験は共通の脅威であるため、韓国及び米国と共に緊密に連携し解決してゆくことが求められております。
再び、対抗措置として駐韓大使の任期中の帰国がされないよう、韓国側に対して、早急に日韓基本合意の履行を強く訴えかけて参ります。