北朝鮮による弾道ミサイルの発射(平成29年5月29日)
2017.05.30
政治
昨日5月29日、またしても北朝鮮が弾道ミサイル発射しました。これで3週連続の発射であり、今回は、日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとみられています。
EEZとは、国連海洋法条約に基づき、領海の外側に基準線から200海里を超えない範囲内で設定されている水域であり、天然資源の開発等に関する主権的権利、及び、人工島や施設の設置等に関する管轄権も認められているものです。EEZにおいて経済活動が活発に行われていることに鑑みれば、航空機や船舶の安全確保の観点からも極めて危険な行為であり、我が国に対する明確な挑戦です。
また、今回の発射は、26・27日に開催されたG7サミットにおいて、北朝鮮による安保理決議の即時かつ完全な遵守や核・ミサイル計画の放棄に向け、圧力を強化する用意があることが確認された直後のものであって、核・ミサイル問題の平和的解決に向けて努力を続ける国際社会に対する重大な挑戦でもあります。
この様な我が国及び国際社会への挑戦に対して、国際社会と緊密な連携を図りながら、断固として対応にあたることが重要だと考えております。