衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

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アゲハの幼虫

2006.09.15 政治

 小学一年生の長男が八月のなかばころ庭で幼虫を見つけた。私が子供の頃見かけた幼虫が37年ぶりによみがえった。どこかで見たような幼虫だ。二種類の幼虫が小さな小さなしがない家庭菜園のトマトとなすの葉っぱの上をはっている。葉っぱは穴だらけ。こいつらの仕業か?
 これは害虫ではないかと長男に聞いてみたら、緑一色の幼虫はアゲハ蝶の幼虫で飼育したいと言った。子供がつついたらニクカクが出たと喜んだ。ニクカクとは肉角という幼虫をおどかすと出てくるつののことだそうだ。長男によると、この幼虫はゴレイチュウ(五齢虫)であと数日でサナギ(蛹)になり、ヨウカ(蛹化)し、ほっておけばウカ(羽化)するという。算数がきらいで足し算もろくにできないくせにゴレイチュウとかヨウカとか専門用語を使ってなんなのだ。長男の言われるまま、近くのミカンの葉っぱを水につけて虫かごに入れて飼ったらいつのまにかそれを食べて蛹になり、羽化して本当に成虫のアゲハ蝶になっていた。もう一つの節に黒っぽいものがある幼虫はキアゲハの幼虫だそうだ。
 子供というのは、大人が仕事にかまけている時に、地面に這っているいろいろな小さな虫や生き物をしっかりと観察し、分からないと勝手に図鑑を調べて該当する対象物を探しあてる。その執念たるや大人顔負けである。
 子供の世界というのは時として小さな虫のミクロの世界に入ったり、またある時は星空に関心を持って宇宙の広大無辺な世界にあこがれる。自分ももしかすると子供のころはそうだったのかもしれない。あまり記憶にないが。それとも長男が変わり者なのか。
 いずれにせよ、子供の好奇心のエネルギーたるやすごいものがあるとつくづく感じた次第である。
                                 9月15日(金)