韓国政府が慰安婦像の設置計画を発表
2017.09.27
政治
25日、韓国の女性家族省は、国立の墓地に、慰安婦の追悼碑を設置する計画を発表しました。これまでの慰安婦像は、民間団体が設置したものであったのに対し、政府主導の設置は初めてのことになります。
2015年末の日韓合意に基づき、日本政府は、韓国に対し10億円を拠出しました。
そして、この日韓合意においては、この問題が「最終的かつ不可逆的に解決されること」が確認され、韓国政府は、この問題を互いに非難・批判することは控え、民間団体が設置した慰安婦像についても解決に向けて努力することを約束しました。
それにもかかわらず、民間団体が設置した慰安婦像の放置にとどまらず、韓国政府自らが慰安婦像を設置することは、日韓合意の精神に明確に反するものであると言わざるを得ません。
北朝鮮情勢が緊迫する今、日韓の緊密な連携が必要とされるところ、このような不当な蒸し返しにより日韓関係が悪化することは望ましくなく、韓国政府に対しては、未来に向けた関係構築のため、日韓合意の着実な履行を強く求めてまいる所存です。