いまこそ、拉致問題解決に向けて強力な措置を
2017.12.22
政治
12月21日、衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会が開催され、参考人質疑が行われました。国会閉会中ですが、私を含む委員と関係各位の拉致問題解決への強い思いから、開催が決まったものです。
参考人として出席した横田早紀江さんからは、被害者の助けを求める声を思い起こしてほしいと、痛切な訴えがありました。同じく参考人の「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」飯塚繁雄代表は、結果につながる動きが見えず不安だが、あきらめず具体的な結果に結びつくよう政府に求めていくと語りました。無残にも引き離された家族の救出を求める悲痛な声を受け、早期全員帰国を必ず実現するという志を一層強く抱きました。
特別委員会開催を受けて、菅官房長官は記者会見で「なかなか結果を出すことができず、思いは痛いほど理解できる。なんとしても解決するために全力で取り組む」と強調しました。
参考人質疑で「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」西岡力会長からも主張された通り、核・ミサイル問題で国際社会が北朝鮮に強い圧力をかけている今が大きなチャンスです。核・ミサイル問題に対する制裁だけではなく、拉致問題も制裁対象なのだと国際社会に強く訴え、拉致問題解決なくして制裁解除はあり得ないという強力なメッセージを北朝鮮に送る必要があります。
新たな立法が必要なケースも含め、あらゆる手段で解決に向けて前進しなければならないと、本特別委員会の前委員長として改めて強く感じた次第です。